読書好きの私が読んだ【本の「使い方」】

こんにちは。

ゼミ課題やってたらこんな時間になりました、Chisatoです。

 

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私の趣味に、読書があるのですが、

最近読んだ、【本の「使い方】をレビューしようと思います。

 

  • ライフネット生命を退任された、活字中毒者で知られる出口治明さんの著書。
  • 出口さんが以前から述べている3つの大事なこと「人、旅、本」の、本にフォーカス
  • 何を読めばいいのか、本にはどんなメリットがあるのか などを説明

 

ざっくりとした概要なこんな感じでしょうか。

 

以下、なるほどと思った話を厳選してまとめてあります。

 

これから買おうとしてる人は、どんな内容が書かれているのかを

買うつもりないけど..て人は、ここで読んで読んだ気になっちゃいましょう(笑)

マーカーを引いた部分の紹介 

教育+教養

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出口さんは、このように定義しています。

 

教育=人が生きていく上で最低限必要な武器を与えること

教養=より良い生活をするために必要な、考える材料となる情報を体得すること

 

人生は選択の連続です。

「今日のお昼は食べようかな」という簡単な選択から「この人と結婚するべきかしないべきか」という難しい決断まで、自分で考えて答えを下さなければなりません。

 

そんな中、よりよく生きていくためには、この日々の選択を少しでも良くことが必要。

その判断の材料となるのが「教養」です。

 

ココシャネルの生き方

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みなさんご存知のココシャネルですが、出口さんはココシャネルその人が好きだとおっしゃっています。

そのココシャネルの有名なセリフがこちらです。

 

「私のように、年老いた、教育を受けていない、孤児院で育った無学な女でも、まだ1日に一つぐらい花の名前を新しく覚えることはできる」

 

このセリフに、はっとさせられました。

 勉強しなきゃ、という考え方は昔から好きではなかったのですが、

改めて、新しい知識を知ることの楽しさを思い出しました。

 

私の中で、土日は

「自分の勉強したいこと、行きたいところ、してみたいこと」を叶える2日間、

と自分の中で位置付けています。

 

「学ぶことは楽しいことだ!」という考え方が、自分の生活をも変えてますね。

次はシャネルの伝記でも読もうかな。

 

生きる意味

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出口さんは、

私は、人間が生きる意味は「世界経営計画のサブシステム」を生きることだと考えています。すなわち、人間が生きていく以上、「この世界をどのようなものだと理解し、どこを変えたいと思い、自分はその中でどの部分を受け持つか」を常に考える必要があると思っているのです」

とおっしゃっていました。

これにかなりガツーンと頭を打たれたような気がします。

 

これって仕事を考える上でも大切な価値判断のボーダーになってくると思うんです。

「世界を変えたい!」と思ってたとしても、この世界がどのようなものかを知らなければ語れない。

その「どのようなものか」を知る手がかりになるのが読書だ、ということなんですよね。

自分のことや、自分の周囲だけしかみてなかったら、この世界も理解できないし、自分の今いる立ち位置も把握できないですから。

 

古典を読むべし

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出口さんの今まで読まれた本を見ると、圧倒的に古典が多い印象を受けます。

その理由の一つに、出口さんは、

「古典にはハズレがない」と考えているからです。

よくない作品は淘汰されて行きます。本当に良い作品、本質を突いているもの、でないと現代まで残っていないはず、ということです。

 

私は今まで、「古典は難しいそうだからなぁ。。。」と避けてきました。

しかし、出口さんに言わせると

古典がわからないのは、自分がアホだから 

ということです。

古典が難しく感じる原因は、時代背景が違うから。

同じ単語だったとしても、意味してることが違う時ってありますよね。

 

今、大学のゼミで「グレートギャツビー」を原文で読んでいるのですが、

いやはや難しい。。。

 

言い回しが綺麗すぎるんですよね。とてもわかりにくい(笑)

だからこそ、読んでて気持ちがいいし、面白いのですが。

 

大学時代にするべきこと

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大学時代は、自分の好きなことを徹底的に勉強する。

最近、「いやぁ、これに尽きるなぁ」と思うんですよね。

 

やっとこれができるようになってきた  ...というより

そういう考え方がすこーしずつ理解できるようになってきた、の方が近いかもしれません。

 

今まで、「大学生活を過ごす上で、正解はなんなんだろう」と思って

ずっと正解探しをしてきました。

(最近も、就活というワードが身近になり始めて、割と正解探しになりがちでしたが。。。)

 

「そうじゃないんだ。好きなことをやるべきなんだ」ということは、

肝に度々命じないと、私の場合はダメですね。

 

思考力を鍛える

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木田元さん(哲学者)がよく言われているように「きちんと書かれたテキスト(古典)を一字一句丁寧に読み込んで、著者の思考のプロセスを追体験することによってしか人間の思考力は鍛えられないのです」

 

だから、概要を学ぶんじゃなくて、ウィキで検索するんじゃなくて

「古典を読め」ってことなんですよね。

 

読書について、この考え方は私にとってはとても新鮮でした。

「知らなかったことを知るため」「新たなものの考え方を取得するため」

として読んできたからです。

 

思考力を鍛えるって、「なんでだろうと考える」だけではないんですね。

思考の過程を追体験することで、思考力は鍛えられるのです。 

 

まとめ

以上、【本の「使い方」】を読んで、自分に刺さった部分をピックアップして記載致しました。読書はもともと好きなのですが、たまに「読書をするとは」みたいな本を読むと、気が引き締まります(笑)

 

私が本を読むようになったきっかけは、「趣味として、一番コスパが良い」からでした。お金と時間をつぎ込むなら、対効果がいいものがいいなと思ったんですよね。

 

こうやって、大量に読書されている方の「読書論」を聞くと、ためになります。

ためになっただけで終わっちゃダメで、読み続けることが大切ですね。

 

 

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